新潟県の真ん中にある長岡市。
一時期は多かった長岡市のアマチュア劇団も、ここ何年かでほとんどの劇団が居なくなり(あるいは活動休止になり)、かろうじて長岡造形大学の演劇サークル「平成ポコ」が定期的に活動している状況。
そんな中、昨年、長岡に劇団ポイニクスが旗揚げした。
新潟演劇のドーナツ化現象を解消し、下越と上越の交流や橋渡しを期待してしまう…そんなポイニクスの代表である佐藤勇介さんと井熊未来さんにインタビューをすべく、6月の第2回公演を控えた稽古場にお邪魔して来ました。(※4月に取材)
【劇団ポイニクス】
長岡で芝居がしたい佐藤勇介と井熊未来によって、2023年4月結成された劇団。

二瓶光 まずは自己紹介という形で、佐藤さんの方からお願いします。
佐藤勇介 佐藤勇介(さとうゆうすけ)と申します。年齢は29歳で小千谷市出身で小千谷市在住です。高校から長岡向陵高校という所で演劇部から始めまして、大学・社会人と一時期演劇を離れた時期もあったんですけど、2019年に劇団@nDANTE(げきだんアンダンテ)に入団しまして、そこから約4年間、今も所属してます。@nDANTEでは照明以外の事は大体一通り色んな事をやりまして、やっぱり長岡で演劇がしたいという事で、劇団ポイニクスを去年の4月立ち上げまして、現在に至ります。
二 大学は演劇をしてない?
佐 なんか、チョピッとしたものに入ってたんですけど、ホント趣味程度で別に公演とか打ってなかったんで。
二 いつから、@nDANTEさんには参加ですか?
佐 えっと、出演だと第14回公演の『ハロー、アイザック あるいは 雲母さん家の四姉妹』ですね。2020年の9月に行ったもので、それが初参加で、そこはちょっとした役だったので、本腰入れてやり始めたのはその次の公演でトライアル配信公演っていうのがあって、そこで私と石川氏(劇団@nDANTE)がそれぞれ脚本を書いて、色んな人を集めて公演するっていう企画で劇作と演出をやった『フラッシュ』って作品なんですけど、そこからですかね。それが2021年の2月とかです。

二 分かりました。では井熊さん、お願いします。
井熊未来 井熊未来(いぐまみき)と申します。年齢は34歳です。13歳の頃から地元六日町の劇団ゆきぐに(※)で演劇を始めて、色々ありまして今は長岡に住んでいて、劇団ポイニクスを作りました。
二 井熊さんは、劇団ゆきぐにから演劇集団36連射(※)で、劇団ASK(※)…
井 ですね。で、また劇団ゆきぐにみたいな感じだったんで。
二 やっぱり長岡でやりたかったっていう所が…
井 そうですね。まあ劇団ゆきぐには演劇を初めてやる人とか、子供たちとかに指導したりとか、演劇の楽しさを知ってもらおうっていう意義が凄く強いんで、自分自身が役者として何か新しい事が出来る場所かっていうと、そういう事でもないんでね。まだ私は役者として全然なんだから、もっとやりたいなと思うと…まあ、ゆきぐには稽古場が遠かったですしね。長岡から通ってたんで。

二 遠いと大変ですよね。
井 ちょっと大変かなって思って。だったら長岡で作った方が、もっと演劇に掛けられる時間が増えるし、いいだろうみたいな感じでしたね。やっば全然負担が違います。
佐 私も職場が隣りなんで、全然負担が無いですね…今回、出演する越戸くんにも新潟から来てもらってますが、自分も通ってた身なので…
井 大変さは分かるから…
佐 分かるからこそ、「ごめんねー」と思いながら。
※補足
【劇団ゆきぐに】
2000年旗揚げ。南魚沼市を拠点に活動する市民劇団。子供から大人まで幅広い年代で構成。HP
【演劇集団36連射】
2002年旗揚げ。南魚沼市を拠点に活動する劇団。劇団ゆきぐにの大人達を中心に結成。X
【劇団☆ASK】(げきだんアスク)
2010年旗揚げ。長岡市を拠点に活動する劇団。2018年に解散。X
二 分かりました。因みに今、演劇の他に興味がある事ってありますかね?佐藤さん。
佐 タップダンスですかね。
井 一生懸命、練習してるんです。
佐 『浅草キッド』とビートたけしの影響です。
二 好きな映画や小説とかってあります?
佐 好きな映画とか小説…映画は『アイ・アム・サム』と『ショーシャンクの空に』で、小説は…伊坂幸太郎の『砂漠』とかですかねえ。
井 すぐ出て来て偉っ!
佐 ポーンと出て来た。
二 因みに井熊さんは同じ質問だと、今一番興味のあるモノは?
井 えーと、新潟のバンドですかね。自分もちょっとバンドに参加させてもらって、歌を歌ったりというのが去年からやり始めたというのもあって。ライブを見に行ったりとか、ライブハウスに。それが、もう一個の趣味みたいな感じになってますね。
二 因みにどんなバンドが好きですか?
井 どんなバンド…でも好きなバンドは、ちょっとロックバンドと言えばいいんだろうか…とかビジュアル系っぽい感じのバンドですかね。好きな映画は…好きな映画はですね、最近やってる『ナイル殺人事件』とかのポワロ・シリーズが好きですね。あと、小説…
二 マンガとかでもいいですよ。
井 マンガでもいいですか?マンガかぁ…。
佐 マンガって言われたら、結構面倒だな。自分は(笑)
二 沢山有り過ぎて?(笑)最近読んだ中でもいいですよ。
井 最近…でも、マンガかぁ。最近マンガを全然買わなくなっちゃったんで、アレですけど。
二 じゃあ、好きなアニメとかでもいいですよ。
井 好きなアニメ。一番最近、前期くらいのアニメだと『薬屋のひとりごと』が好きでしたかね。
二 分かりました。因みに佐藤さんから見て、井熊さんってどんな人ですかね?
佐 ええー、難しいですね。それは。
井 言いにくそう(笑)
二 あるいは第一印象。
佐 第一印象?……こっ、こっ、こ、こ、こー…
井 怖い?(笑)
佐 怖っ…いや!第一印象は、あの、雰囲気ある人だなあっていうのは。
井 (笑)それ、怖いって意味だ(笑)
佐 いや、あの、だから最初はハンニャーズさんの『子供の時間』の時に稽古場お邪魔した時、お見かけしたのがファースト・インプレッションで、その時は結構多分もうバチバチに入ってたと思うんで、そういう意味で迫力があるって意味で雰囲気があるなっていう。怖いって言うと、ちょっと誤解を生じるので。そういう訳じゃないですけど。
井・二 (笑)
佐 ですね。まあ、それから追って今の印象としては、なんかこうケツを叩いてくれる様な存在でございますかね。ちょっと声が震えちゃいますけど。そんな感じです。結構自分がアレやりたいコレやりたいコレしませんか、とか言って、なんかこう詰めが甘かったりするので、はい。
二 では、井熊さんから見た佐藤さんの第一印象は?
井 第一印象…最初はその(『子供の時間』の)稽古の時だと思うんですけど、一言も喋ってないので。その時は。なんで、次にちゃんと話したのは劇団一緒にやりませんかの時に、初めてぐらいだったと思うんですけど。最初の印象…まあなんか真面目そうみたいな感じですかね。最初はちょっと、シッカリしてそうと思ってました!
佐 (笑)
二 今はどんな感じですか?
井 今は、あのー、それこそ見ててあげないと(笑)抜けてるとこがあるんで、私もその、緊張感を持って一緒にやれてていいかなって所と。担当が違う感じなんで、風呂敷を広げるのが得意な方。私は一切そういう発想がない方なので、どっちかって言うと風呂敷を畳む方。無理っ、無理、無理みたいな感じなので。
佐 そんなに無理って言われたりしないんですけどね。やっぱりこう、出来るのかなあ、どうかなあっていう様な。
井 そうそう現実的な。
佐 リアルな所を詰めて頂いてますね、いつも。

二 実際二人で劇団をやろうって事になった訳ですが、劇団の成り立ちというか、どうして二人が組む事になったんでしょうか?
佐 そうですね。お互いそれぞれ長岡じゃない所で演劇をやってきて…新潟市に通ったり、ハンニャーズさんに行ったりとか。やっぱり移動とかの負担もあったりして。まあ、僕自身だと住んでるエリアで演劇がしたいなというところで『劇団員になろうよ!』という掲示板に、そんな気持ちでポンッと載せたって所に、井熊さんから連絡があって、凄い人から連絡が来たぞっていうのが始まりですかね。
二 そんなサイトがあるんですね。
井 あるんですよ。
佐 そもそも僕が@nDANTEに入ったのも、その掲示板経由だったので。とにかく繋がりも無ければ知り合いも居なかったので、長岡に。取り敢えずここに上げてみるかと上げてみた所ですね。
二 井熊さんはそれを見て、何で一緒にやろうと思ったんですか?
井 誰か分からなかったんですよ。名前は出してなかったんで。ただ、新潟市で演劇をやっていますっていう事だけ書いてあったので、ワンチャン知り合いかもなっていうのもあって。私も長岡で演劇をやりたいと思ったら、自分で作る以外にないんだろうなと思って、作りたいなと思っていたんですけど、いきなり自分一人で急に動きだすというのも、どうしたらいいかなっていうのもあったので。私は『劇団員になろうよ!』という掲示板を知らなくて、ザックリと“長岡市”“劇団”とかで検索したんです。調べたら知らない劇団が有るんじゃないかとか思って。調べたらその募集が出て来て。ああ長岡市でやりたいと思ってる人が居るんだったら声かけて、気が合えば一緒にやった方がいいよなぁっていう感じだったんですよね。
二 なるほどね。で、会って、じゃあこの人と一緒だったら出来そうってなったんですかね?
井 そうですね。なんか、演劇をやって行くって事をどういう風に思ってるかとか、どういう風にやって行きたいかっていう話をして、まあ概ね一緒って思ったんで、じゃあ一緒にやりますかっていう。
佐 そういう、劇団をこれから動かして行く上でとか、どういうペースだったりスタンスだったりとかで、あまり価値観が相違しなかった所が大きくありますね。そんなにすれ違う事が無い様な気がしてます。
二 で、実際に劇団を作ってやろうって事になった時に、二人の中でこんな劇団にしようっていう方向性みたいなものって何か有りました?
井 最初たぶん話した時は、その、無理矢理やらないみたいな。
佐 あー、はいはいはいはいはいはい。
井 ありましたよね。
佐 無理してやらない。
井 そうそうそう。
佐 まあ自分達のペースで長く続けられたらいいですね、この長岡で。
二 あまりねえ、気負いすぎちゃうと…
井 そうなんですよ。
二 大変になっちゃうから。特にプロじゃない訳だから、仕事しながらって事になると、ちょっとねえ。
井 そうなんですよねえ。無理矢理、いっぱいポンポンポンって打ってクオリティーが上がらないくらいだったら、年一とか、例えばもっと空いたりしても、やりたいやつをやりたい様にやるっていうのが、一番私はやりたいなっていう話はしたかなと思うんですけど。
佐 すいません。結構私が急いで…
井 (佐藤さんを指し)割とポンポンやりたい方なんです(笑)
佐 急ぎがちな所があって、それを諌められたりとか(笑)ちょっと待てっていう風な事が、今回この企画が起き始める前はありましたねえ。
井 まあ、長く続けたいっていうのは、共通の意識では当然あるんですけど、長く続けて行く為にいっぱい今は打った方がいいっていう考え方も、当然あると思うんで。
二 そうですね。まあ演劇関係者だったら、ちょっと間が空いてもあれだけど、演劇関係者以外の普通の人は、一年空くともう忘れてるっていう…
井 そうなんですよね。立ち上げたばっかりだし割とすぐ打った方がいいというのも確かにあって。
二 長岡を中心として活動するという事で、長岡でやる意味というか、まあ長岡に住んでるからという事もあるとは思いますが、そういった点については何かありますか?
井 私は一個あるとすれば、リリックホールのシアター会場でもう一回やるっていうのが。凄く思い入れがあったので。
佐 そうですね。それに倣うとするならば、私も高校生の時に一番最初に立った舞台がリリックホールのシアターで、職場でもありますが、ここで打ちたいっていうのが一つ。後は「やる意味」って言うとちょっと買い被っちゃう所があるかもしれないんですけど、そもそも、私達は長岡で演劇をやりたいなと思った時に、断念せざる負えなかった経験(長岡に劇団がなかった)があって…ゆくゆくですけど、長岡で演劇を活発にやって我々が続けて行く事が、ある意味長岡地区のアマチュア演劇の文化を盛り上げる事に繋がったりするのかなって。まあ目的ではないですが。
二 今度の公演は『ビューティフル・サンデイ』という事で、第1回公演は畑澤聖悟さんの戯曲『俺の屍を越えていけ』を上演しましたが、今回は何故この演目を選びましたか?
佐 作品選びをしてまして、その当時、井熊さんが別の舞台で結構多忙だったので、ある程度自分で読んで、それで提案してどうですかねっていう選び方をしたんですけど、その中で見付けたのがこの『ビューティフル・サンデイ』だったんです。何でこの作品を自分が目に止めたかって言うと、後付けっぽくなっちゃうんですけど、元々作品選びの基準があって、少人数で且つ作品に力がある様なもの…まあ有名な作品って言うか…それをベースに選びたいなっていう所で、様々なサイトだったりとか色々と漁ってみたんですが、この作品が一番スラッと読めてしまった所が正直自分の中でもあって、その理由がきっと、ちょっと似た様な経験をした事があるからなんだろうなって思ってます。なので、それを候補に出したという所ですね。
二 井熊さんは、その候補の中から何で今回の作品を?
井 少人数のやつにしようって言った理由として、団員が少ないっていうのもあるんですけど、稽古期間があまり長く取れないというのもあって。一つは、他の戯曲が二人芝居だけど、『ビューティフル・サンデイ』は三人なんですね。二人より三人の方が絶対いいに決まってるというのがあったのと、後は単純に台本を読んだ感じで、この役がやりたいなっていう風に思ったのが『ビューティフル・サンデイ』だったっていう。役者意見でしか見てないですけど(笑)
二 上演時間はどれくらいになりそうですか?
佐 90分から100分ってみてます。
井 そうですね。2時間は行きたくないって思って。
二 長編で三人芝居なので、結構大変そうですね。
井 そうなんですよね。物量は多いんですけど。
佐 それは当然、役者の実力が試されるなっていう。
井 そうですよ。結局、役者をいっぱい出そうと思うと、遠くから呼んで来るしかないって状況なんで、長岡は現在。それを思うと、少数精鋭の方がまだクオリティーが上がるんじゃないかっていう。
佐 確かに。
二 今回、演出に相木隆行さん(※)を起用したって事なんですが、何で相木さんに頼もうと思ったんですか?

井 前回公演の時ガッツリだった(※相木さんは製作協力として参加)ので、前回公演製作に掛けた時間で絶大な信頼があるのと…
佐 まあ、それが全てですかね。どんな演出されるのかとか分からないけれど、でも実際、前回の稽古場とかでも結構適切な演出の視点を持って助言とか頂いて、この体制で委ねられるのは相木さんだけだろうっていうので決まりました。
二 実際、今演出をしてもらってる訳ですが、いい感じで進んでますか?
佐 いい感じで進んでます。会話劇なんで、地味な絵になりがちなシーンが多いんですけど、やっぱり(相木さんが)多く携わってるのがキャラクター・ショーとかの世界なので、そういう観点から動きをいっぱい付けてもらえるので、なんか思ったより凄くアクティブな、想像よりも派手な舞台になりそうな予感がします。
二 なるほど。そして役者は、お二人プラス、@nDANTEから越戸陵賀(こしとりょうが)さんを呼んでですが。

佐 越戸くんを呼んだ理由としては、出演男性二人が必要で、年齢が上の方と下の方の役があるんですけど、若い男性は新潟演劇界ではそもそも少ないという所で、外から呼ばなきゃダメだろって思い、多分新潟市の方からかなと思った時に、広く見渡した際にキャラクター部分も相まって、まあやっぱり彼しか…
井 ほぼ一択でしたね。
佐 一択でしたね。
井 そう、パッと浮かんだのが。
佐 多分、お互い浮かんだのが越戸陵賀で。古巣の劇団員ではあるので、その時期ヒマだという事も知っていたので、まあ公演が無いという意味で、ダメダメの元々で誘ってみたという所ですね。それが呼んだ理由ではあるんですけど、キャラクター的な所でいうと、今まで色んな劇で中性的な役といいますかね、それが凄く様になっていた所もあったので。それを遺憾なく発揮出来る様な舞台になるんじゃないかなって呼んだ所もありますが、割とこの考えは安直だなと思っています(笑)
井 でも彼がNGだったら、もう二人芝居にしようと思ってた。
二 あと、前回公演もそうなんですが、WARPさん(※)に沢山手伝ってもらってると思うんですが、どういう流れでWARPさんが手伝ってくれるってなったんですか?
井 長岡にずっとある劇団なので、繋がりがない訳ではなかったんで、一緒に共演した事もありますし。その…
佐 声を掛けずにはいられない…
井 なにも触れずにって訳にはいかないよねっていうのもあったし。で、ご挨拶させてもらって、折角なんで一緒にっていう話をさせてもらったら、快く手伝って頂けてっていう所ですね。
二 今回も色々…
井 今回もフルメンバーで、やってもらってます。
佐 返せないほどの恩を頂いてます。
井 ちょっと忙しくて稽古とかに来れてないですが、風間(愛恵)さんとかも当日とかはやっぱり手伝い入ってくれるって言ってくれてますし。ホント皆さん、皆さんにやってもらってます。
佐 様様でございます。ホントに。
※補足
【相木隆行】(あいきたかゆき)
ハイキッククリエイティブ代表。キャラクターショー脚本家。その他、ヒーローアクション指導、俳優、紙芝居等。
【演劇Produce WARP】
前身の劇団わるだくみ(2003年結成、2009年解散)を経て、高橋直也、佐藤正徒、山田亜矢子により2010年結成。長岡市を拠点に活動。HP
二 今の所、苦労してる点は何か?
井 部屋(の設定)なんで小道具とかメチャクチャ多いんですよ。
佐 物量ですかね(笑)
井 それをその、どっから出して来たり、どこで使ったり片づけたりみたいな動きが凄く沢山出て来るので、今それの段取りを決めてく作業中っていう感じなんですけど、そこがクリアになったら、もう後はストンっと行くんだろうなって感じで、今そこが一番大変ですかね。
二 今、全体の大体何分の一くらいの所まで?
佐・井 半分。
佐 昨日で半分行きましたね、はい。今日も進める所まで進めて、とりあえずシーン作りをという感じですね。

二 では、今回の公演のPRをお願いします。
佐 暖かい気持ちになれると思います。
井 ハートフル・ストーリー!
佐 ハートフル・コメディー。ハートフル・ヒューマン・コメディーみたいな、一応ジャンルというか、カテゴライズされている作品なので。暖かい気持ちになれます。観に来てくだされば。暖かい気持ちになれますよね?この作品を観れば…
通りかかった演出の相木 なれますよ!
一同 (笑)
佐 それに加えて、日常的な会話劇がベースにあるので、観易い作品なんじゃないかなぁって思います。
井 分かりにくい話とかではないんで、気楽に観に来て欲しいです。
佐 そうですね。気楽に観に来て欲しいですね。
井 演劇見た事ないって人も沢山いると思うんで、長岡は。
佐 そうっすね。まあ毎度我々は言ってるんですけど、映画見に行くくらい気楽な気持ちで…
井 映画館行こうくらいな感じで…
佐 来て欲しいなって思ってますし、今回のテーマ的に、設定的に、それくらい気軽に観に来れる作品なんじゃないかなと思います。
インタビュー後、稽古を見させてもらいましたが、演出の相木隆行さんの助言を得つつ、前半部分の動きについてチェックする作業といった感じで、出演者の三者三様の色も出ていて、6月の公演が楽しみになる稽古風景でした。
公演情報
劇団ポイニクス 第2回公演
『ビューティフル・サンデイ』
作 中谷まゆみ
演出 相木隆行(ハイキッククリエイティブ)
出演 井熊未来
佐藤勇介
越戸陵賀(劇団@nDANTE)
2024年
6月28日(金)19:30
6月29日(土)13:00/18:00
◎開場時間 30分前
◎上演時間 約1時間40分
会場:長岡リリックホール 第1スタジオ(長岡市千秋3丁目1356番地6)
一般:2,500円
学生:1,000円
高校生以下:無料
◎学生/高校生以下の方は学生証を当日ご持参ください。
チケット予約
■スタッフ
製作協力:高橋直也(WARP)
舞台監督:佐藤正徒(WARP)
舞台美術:加藤タケル(三条音劇同盟限界トパーズ)
演出助手:山田亜矢子(WARP)
音響オペ:小野里杏花(劇団カタコンベ)
照明オペ:亀山実里
宣伝美術:山之内麻菜(おやつの鳩時計)
当日運営:風間愛恵(WARP)
企画・製作:劇団ポイニクス
劇団ポイニクス X


(記事公表:2024年6月3日)
インタビュアー【二瓶光】
劇団御の字・concepton代表。県内演劇を上から下まで観に行きたい人。
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